かな『和泉式部続集切』②

本日は一日雨もよう。こんな天気にちょうどよい和歌を書いてみました。

『天照らす 神も心ある ものならば もの思ふ春は 雨な降らせそ』
(大空を支配している神さまも もし思いやりがあるなら もの思いに沈んでいる春には 涙を誘う雨は降らせないでください)

筆圧の変化が大きいのが特徴の和泉式部続集切です。
疎密、濃淡にメリハリを効かせたい書です。